ナルル王国&ククリア王国のプレイ日記・創作のためのブログです♪
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episode2 ~ Their love are one sided(2) 上陸 ~
episode2、第2話です。

とうとうマルグレーテさんがナルル王国に到着するようです。

ここから、人間関係少し複雑になっていきます。

名もなきキャラもたくさん出てきますが、名前と顔が出てきたら、重要なキャラクターだと思ってください。


それでは、続きからどうぞ。





「ふう、長い船旅だったなぁ。」
「船に乗っていたのは、たった2日だけじゃない。」
「でもなぁ、ようやく、ナルル王国に着いた、って感じがしないか?」
「そうよねえ。1年も他の国にいたわけだからねえ。そう感じるのも無理ないわ。」
「まあ。今までの時間を取り返そう。」
「ええ、そうしましょう。」

ナルル暦192年3日、1隻の船がロークス港に着いた。
着いた途端、乗客は皆、安堵のため息をつきながら、足早に船を降りた。
無理もない。
この船は、ナルル王国のシステムトラブルによって、ほかの国に一時身を寄せていた移住者たちが乗ってきた船なのだ。
みな、ようやくナルル王国の地に足をつけることができ、喜んでいたのだった。

そして、最後の乗客が降りてきた。


004.jpg



ガイアルは入国許可書の提示を求め、いくつかの質問を投げかけた。

「マルグレーテ・シェランだな」

「…はい。」

「年齢は…、今日で6歳か。」

「…はい。」

「これから、ザイアルによる国の案内ツアーがあるが、参加するか?」

「…いいえ。私は大丈夫です。」

「そうか。何かわからないことがあれば、国中にある案内板を見るように。」

「わかりました。それでは、失礼します。」

なんとかそれだけ言葉を振り絞ると、マルグレーテは足早に港を去った。

「何とも不思議な女性だな、ザイアル。」

「ええ、そうですね、ガイアル様。移住者というものは、だいたい皆、何かしらの期待を持ってやってくるものですが…」

「まぁ、図らずしもそうではないということだな。特にこの船は約1年他国に停泊している。……そのうちに何かがあっても不思議ではないだろう。」

「そうですね。さて、私は皆様を連れて、国を回ってまいりますね。」

「ああ、頼む。私は先に王宮に戻っている。」

「わかりました。」


こうして、ザイアルによるナルル王国観光ツアーが始まった。
さぁ、行きますよ~という声に導かれ、移住者たちがすべて移動すると、ロークス港に朝の静寂が戻った。



その集団に入らなかったマルグレーテは、一人でナルル王国を見て回った。
正直、自宅の場所もよくわからなかったが、後で地図をみればいいだろう、とあまり気に止めなかった。

「本当にあの国にそっくり……」

マルグレーテはつぶやいた。

「空の高さも、海の青さも、緑の深さも、風の香りも、人の温かさも…」

でも…、と言いかけて、マルグレーテは言葉を飲み込んだ。
到着1刻で後悔するなんて、早すぎるわよね…。

国をぐるっと回るように歩いていると、やはり国の西側に武術関連の施設があった。
マルグレーテは押し潰されそうななんともいえない感情を覚えた。

「いるわけない。あの人がいるわけないのに…。なんで。。。」

その時、まわりにいた女性たちが一際大きな歓声をあげた。
びっくりして周りの女性に目を向けると、その視線は皆、ある一点を見つめていた。

その視線を辿っていくと、二人の男性が歩いてくるのが見えた。

その二人は、マルグレーテが今まで見たことのない、海のように深い青の衣装を纏っていた。

左には、やわらかい微笑みをたたえ、少し淡い栗色の髪を肩まで伸ばしている男性。


NALULU_blog_002


そして、右には……。

「えっ。」
マルグレーテは一瞬息をのんだ。
右側にいたのは、長い睫毛の下に少し冷たく見える微笑みをたたえた、栗色の髪の男性。

NALULU_blog_003


眼鏡はなく、髪型も少し違う。目だって、…あの人の方がもう少し光をたたえていた。。。

そう、マルグレーテが出会った男性は、あのハリーnalulu02に似ていたのだった。

「あ、あの、あの方々は…」

マルグレーテは思わず、周りにいた女性に話しかけた。

「あら、あなた知らないの?」

「見かけない顔ね。」

「あ、あの、今日移住してきたばかりで。。。」

「あ、納得。
あの方々はね。王族よ!
左にいらっしゃるのが、イグナツィオ・ランス殿下。王太子殿下の長男よ。」

「つ・ま・り!未来の国王陛下であらせられるのです!」

「こほん。
で、右にいらっしゃるのが、リシャール・ランス殿下。イグナツィオ様とは従兄弟の関係にあるのよ♪」

「リシャール殿下……」

「あら、あなたはリシャール殿下狙いなのね!」

「素敵だものね~」

「なにを言うのよ!イグナツィオ様のあの微笑みこそ、最強じゃない!!」

「「でもね~。」」

「でも?」

「王族は結婚相手決まっているのよ。」

「そうそう。立派な家柄じゃないとね~。」

「僕たちはそれをなくしたいんだけどね。自分の子どもには好きな人と結婚してほしいからね。」

「イグナツィオ様!!」

「ははは。驚かせちゃったかな。今日も楽しそうだね♪」

「は、ははははい!」

「あれ?そっちの子は移住者かな?」

イグナツィオがマルグレーテを見て、にこりと微笑んだ。

「はい。本日からこちらに参りました。マルグレーテ・シェランと申します。」

「マルグレーテちゃんか。僕はイグナツィオ。こっちは、リシャールだよ。」

「よろしく。」

「……」

「ん?おれの顔に何か付いているか?」

「あ、いえ、失礼いたしました。なんでも、ございません。」

「リシャールは男前だからね。見とれる気持ちもわからなくはないけどね!」

「殿下、あまりお戯れを。彼女に失礼になるだろう?」

「ははは!ごめんごめん。
では、お嬢様方、ここで失礼するよ。」

「は、はい。お気を付けて///」

「マルグレーテちゃんも。我が国はとてもいい国だよ。僕が保証する。だから、早く馴染んでくれたらうれしいな。」

「はい。殿下自ら、ありがとうございます。では、私もこれで失礼させていただきます。」

ぺこり、とお辞儀をすると、マルグレーテはその場を立ち去った。

「ひゅー。華麗だねぇ。どこかのお嬢様かな?」

「お嬢様はあんな目はしないだろう?」

「まあ、そうだよね。彼女の目、生気が感じられないもんね。」

「……彼女もまた、何かに苦しんでいるのかもな。」

「リシャール…」

「なんでもない。行こう。あまり仕事をサボるとジャック殿下、我々のエルグ長に叱られる。」



夕方近くになって、ようやくマルグレーテは自宅にたどり着いた。
自宅はシンザー区5にあった。
その日の夜、マルグレーテは今日の出来事について、考えていた。

リシャール殿下。
ハリーさんとそっくりな人。
でも、王族は結婚相手が決まっているって、追っかけの子たちが言ってたっけ。。。
ううん。何言っているのマルグレーテ。
姿が似ていたら、余計辛いだけじゃない。

忘れるのよ、マルグレーテ。
ハリーさんは、もう、どこにもいないんだから。。。

この国で幸せになるって、約束したんだから。。。
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